珪藻土のメリット・デメリット
珪藻土とは水分の吸収や放出に優れた、化石からできた土のことです。
住宅の内壁に使うと高い調湿効果を得られる建材です。
詳しくは、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)です。
漆喰も調湿機能はありますが、、珪藻土と比べると吸放湿機能という点で若干劣ります。
珪藻土のメリット
私の場合、リビングの壁面のみを珪藻土仕上げにしました。
どうしても、テカテカと安っぽいビニールクロスが好きになれませんでした。
その他、天然木建具、天然フローリングも採用しています。
本当は寝室の壁にも採用したかったのですが、
コストが高く予算の関係で諦めました。
結露が殆ほとんど無い
リビングでは、調理をしたり、火を使う暖房も使いますが、
窓はまったく結露しません。
ですが、寝室は結露します。
ということは、天然木建具、天然フローリングでは、
調湿作用さほどなく、珪藻土が一番効果あるという結果になりました。
見た目が良い
やはり自然の風合いは良いです。
ビニールクロスとは比べ物になりません。
珪藻土のデメリット
汚れがつきやすく落ちにくい
傷の補修が難しい
(ボロボロしそうですが、意外としません。)
珪藻土の発がん性について
IARC による主な分類と種類は以下のようになっています。(2008年11月現在)
グループ1:ヒトに対して発ガン性がある
(carcinogenic to humans)
喫煙・アスベスト・PCB・石英・アルコールなど105種
グループ2A:ヒトに対して恐らく発ガン性がある
(probably carcinogenic to humans)
ディーゼルエンジンの排気ガス・紫外線など66種
グループ2B:ヒトに対して発ガン性がある可能性がある
(possibly carcinogenic to humans)
漬物・コーヒー・わらび(山菜)など248種
グループ3:ヒトに対する発ガン性については分類できない
(cannot to classified as to carcinogenicity in humans)
お茶・カフェイン・コレステロール・珪藻土・シリカゲルなど515種
グループ4:ヒトに対して恐らく発ガン性がない
(probably not carcinogenic to humans)
カプロラクタム(ナイロンの原料)のみ1種
※ IARC(国際ガン研究機関)とは?
1969年、ヒトへの化学物質の発ガンリスクの評価と、
個々の化学物質に関する専門書をつくるために発足した
世界的規模の研究機関です。
WHO(世界保健機構)の付属機関になり、
ガンの国際共同研究を助言することを目的としています。
ガン撲滅のため、これまでに800種類以上の化学物質などの
発ガン性について評価発表しています。
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