基礎の換気口について
木造住宅は白蟻被害を防ぐ為に、基礎下は通風し乾燥していなければなりません。
その為、基礎には風を取り入れる入り口が必要です。
下の画像は基礎換気口です。空気を取り入れ、基礎下の湿気を取り除きます。
スリットを開け閉めできるタイプもあります。
でも最近は採用されることが少なくなりました。
原因としては、
- 基礎の鉄筋をこの部分を避けて配筋する為、強度が下がる事
- 型枠を外した所の面仕上げを綺麗にするのが難しい事
- 基礎の四隅などが吹き溜まりになる事です
- 外見の見た目が格好悪い事
- 開閉式の場合、プラスチックが使われていると壊れやすい
基礎パッキン工法
基礎と土台の間に樹脂のスリットを挟む構造の為、全面的に通風が可能になります。
最終的には水切りで隠すため、外側からは見えなくなります。
最近の主流です。
注意点としては、通風が良いので床下の断熱をしっかりしないと、
コンクリートからの冷輻射で居室部分に伝わりやすくなります。
また、個人的な意見ですが、樹脂を使っていますし、新しい物なので耐久性が気になります。
木やコンクリートなど自然素材の物は比較的長持ちします。
樹脂などは製造時から徐々に強度が弱くなっていくはずです。
太陽光が直接当たらないので、劣化の速度は遅いはずですが、
法隆寺とかそこまでいかなくても、
合成素材は自然素材ほどの耐久性は無いはずです。
まあいろいろ踏まえて基礎パッキン工法を選択しました。
下の画像は外壁の下地を貼る前と外壁の下地を貼った所に
水切りカバーを取り付けてた所です。
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