住宅購入の際、値引き交渉を成功させる方法
そもそも住宅を一棟販売して得られる利益額は、
会社により違いますが、概ね20〜25%程度が
建築会社の目標とする数字です。
しかし競合の激しい現在の住宅業界は、
25%の利益を得るのは難しくなり、
20%程度が多いはずです。
それ以下の所が多いでしょう。
経費のかかる建築会社の最低限守らないといけない利益率は、
15%前後です。
初めにこのくらいの利益率を確保しておかないと
施工ミスなどにより、引渡し時には下がる事が多いからです
また他社との競合すれば、利益率が下がりますし、
住宅はクレームや施工ミスの多い産業です。
住宅会社は建築が進むにつれ、施工ミスや間違い、
その他、近隣とのクレーム対応など、
建築費以外に必要な金額が発生します。
その為、建築会社としては見積り金額に少し余裕を含め、
最初に見積り提出する事が多いです。
住宅建築で得られる利益額
住宅の利益額は20%程度です。
住宅の金額が2,500万円だとすると、
利益額は500万円程度になりますが、
儲かる様にみえますが、
建築会社は会社経営に経費もかかり、
受注にも波があるので意外と儲かりません。
高い物を1つと売るより、
安くても継続性の物を販売する業種の方がよっぽど儲かります。
500万円も利益があるから100万円くらいなら、
値引き可能と思うかもしれませんが、
実際には難しいでしょう。
建築会社が15%の利益額で経営を続けたら、
社員や職人に支払える経費も減り質も低下します。
やがて会社を存続させたり、満足の行くようなサービスは
できなくなるはずです。
実際ローコスト住宅と呼ばれる会社は
物件の総額も1500万円から2000万以下で
利益率も低めです。
そこで働く職人さんのも一棟いくらで支払われ
それこそ朝から晩まで働き、土日も働いてようやく
採算がとれるような数字なはずです。
お客さんによる利益額の違いと実際
利益率は、お客さんによりかわるでしょうか?
実際変わります。
人の良いおとなしいお客さん程、高い利益率を確保でき、
うるさく面倒な人ほど、低い利益率になる傾向があります。
建築会社からすれば、心情的には、人の良い人は安くして、
面倒な人からは利益を高めにしたいと思う事もあると思いますが、
実際にはそうゆう風には、なかなか行かないでしょう。
住宅お値引き可能額
住宅の値引き可能額ですが、2〜3%程度ではないでしょうか?
2,500万円なら、50〜75万円です。
それ以上なら、建築会社の方から断られるかもしれません。
住宅の値引き交渉を成功させるには
値引きを成功させるには、タイミングが大切です。
住宅会社が契約を迫ってきた時がチャンスです。
それまでに、自分の納得行くように、
プラン変更がなく仕様も確定させておきます。
はじめから値引き交渉をちらつかせると、
住宅会社の方は警戒して費用に余裕をみてきます。
値引き分を上乗せしてきます。
また、値引き後にプラン変更をすると
プラン変更で高い見積りがでる様になります。
値引交渉の方法
契約を迫ってきたら、断りましょう。
実は他社でも検討していていると伝え、
この後、他社から見積が出てくると伝えます。
で、断ります。
理由を聞かれたら、他社のが安いからと答え断ります。
プラン自体は気に入っていたけど、
安いのには勝てませんと返事します。
断ったからといっても終わりとはなりません。
建築会社が譲歩してきたら値引き交渉成功です
コメント